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スタッフブログ
豆知識3
2023.07.18
皆さんこんにちわ。 前田です。
今回は基礎の第2段 鉄筋編を語ろうかと思います。
建物の基礎は『鉄筋コンクリート』でできています。
専門用語でいうと【RC造】と言い
「鉄筋によって補強されたコンクリート」という意味になります。 これは、柱や梁など建物の骨格部分を構成する際、組み上げた型枠に鉄筋を配置して、そこにコンクリートを打ち込んで造る工法です。
40年前以上前の木造住宅は基礎コンクリートの中に鉄筋を入れる規定はありませんでした。
なのでその年代以前の住宅は無筋コンクリートなのが一般的です。
では、そもそも鉄筋ってなぜ必要なの?ってなりますよね。
コンクリートは押される力にはとても強いのですが、引っ張られる力にはとても弱い性質があります。
逆に鉄筋は引っ張る力、曲げる力に耐性があります。鉄板は曲げるとポキッと折れないですよね。グニャ~っと曲がると思います。フライパンを丸める力自慢をテレビで見たことがあります。
なので、コンクリートと鉄筋はお互いを補っているわけです。
さらに鉄筋工事の際に重要となるのは
『かぶり厚さ』です。
かぶり厚さは鉄筋がコンクリートで保護されている厚さになります。
かぶり厚さが不足していると、コンクリートの表面から受ける二酸化炭素や塩化物が原因でコンクリートにヒビが発生してしまう場合があります。
なので、鉄筋の施工後は必ず外部の検査員が、かぶり厚さの確認や寸法が問題無いことを確認して合格を受けてからコンクリートを打込むことが出来るようになります。