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スタッフブログ
挽き板フローリング
2022.10.31
木質のフローリングと言っても色々とあるようです。
ここではよく耳にする
突き板フローリングと挽き板フローリングと無垢フローリング
3種類とも貼ってしまえばどれとも同じ様には見えます。
長年使うにあたりどの様な経年変化が現れるのでしょう。
今回は
挽き板フローリング ご紹介したいと思います。
挽き板(ヒキ板)とは、スライスではなく、
電動鋸(のこ)刃で切り出した板です。
のこくずが出る分、歩留まりの関係上コストアップになりますが、
スライスでは難しい厚みのある材を生産することが出来ます。
2mmの厚みを持たせることで、
無垢フローリングと同等の味のある質感を出しています。
また、無垢材と比べた場合、基材が合板であるため、
無垢材よりも木のソリ・収縮などの変形が極めて少ないと言えます。
※ 基材の合板にも種類があり、合板の種類によっては
ソリ・収縮が起こりやすいものもあります。
※ 挽き板を使用したフローリングは複合フローリングと呼ばれます。
挽き板は、表面に傷が入っても下の合板が見える事はまずありません。
挽き板を使ったフローリングなら、
長期にわたって無垢の美しさを楽しめるでしょう。
長所:
寸法安定性が高いく無垢材の経年変化も楽しめる。
無塗装からオイル塗装、ガラス塗料など
木の質感を失わない様々な塗装が選べる。
短所:
無垢フローリングと比べても思ったほど安価ではない。
無垢フローリングからすると挽き板(複合)フローリングは
上辺だけの偽物だと言われることがある。
寸法安定性に優れ、無垢材特有の経年変化を楽しむ事が出来る。
合板なので安いだろうと考えがちだが思ったほど安くない。
その理由は、挽板が高価であることと高製造コストだからです。
また、合板を使用するので無垢フローリングと比べて
製造時に石油製品を多用し、CO2の排出量も多いので
環境負荷が高いとも言われています。
突き板・挽き板フローリングに比べて環境負荷が低くて済みます。
一見、無垢フローリングは贅沢な感じがするものの
突き板や挽き板では表面材の厚みが薄すぎて取りにくい
節有の製品も無垢フローリングなら製造できます。
つまり突き板や挽き板は、マグロで言う大トロの
わずかにとれる部分でしか製造できません。
ご採用を検討される場所によって、商品を変えるのも一つの手段です。
では この辺で