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最高の断熱材

2023.05.19

お世話になっております。
西郷どんより柴犬を連れ回すことで有名な霧島店の橋口です。

今回はタイトルの通り、最高の断熱材について投稿します。

まずは下の写真をご覧下さい。

かわいい愛犬が写っています。
茅葺屋根と柴犬の相性は抜群です!

ここは入来町にある茅葺屋根の家です。
見学自由の建物なので、ご興味のある方は是非!

この断熱性ゼロっぽい建物のどこに最高の断熱材があるかというと、答えは茅葺の屋根です!!

茅葺の屋根は遮熱・蓄熱・通気層のどれを取っても最高の断熱材なのです。

これは性能に詳しい建築家の間では常識的な情報です。

ちなみに[茅]とはイネ科の植物の総称です。

昔の人は、お米を育てて・収穫後の稲は屋根材に使って・屋根が傷んできたら古い屋根材は畑の肥料にしていたみたいです。
稲が万能過ぎて驚きです。

これを聞くと、断熱性の以外の観点から考えても茅葺の屋根は最高の断熱材なのではないでしょうか?

科学的に検証していたわけでもないのに、先人の知恵って凄いですね!

現代でも、茅葺屋根と同じ断熱性能の屋根断熱はほとんどないみたいです。
なんてったって、とにかく分厚い!

タイトルと話は逸れますが、昔の家は通気や通風を大切にしていました。

吉田兼好が書いた徒然草の一節にも、「家のつくりようは夏をもって旨とすべし」と書かれています。
日本は高温多湿で、夏が異常に暑いから風通しを良くしようね!
冬に強い家より夏に強い家をつくろうね!って内容です。

徒然草の家の基準は、江戸時代の京都がベースとなっています。700年ぐらい前の気候が基準です。
現代は江戸時代より遥かに暑いので、風で涼を取るより住宅の性能を上げることが当たり前になっています。

真夏に窓を開けても温風が入ってくるだけです。
特にコンクリートだらけの外構だと更に暑いです。

地味な方法ですが、昔から打ち水と言って地面に水をかける行為があります。
地味なわりに体感温度で1.5度前後下がるみたいですよ。
確かに植物の水やりが終わった後の庭は涼しい。


あとはコンクリートやタイルなどの熱を持ちやすい素材ではなく、芝生などの庭にすることも効果的です。

茅葺屋根の家を建てることは非現実的ですが、自然の力を最大限利用する。家の性能を上げる。そして自分の体の性能も上げる。
これで日に日に高くなっていく電気代に備えましょう!

ちぇすと

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