お世話になっております。
気になる建物を測るためにプライベートでもスケール（メジャー）を持ち歩く、休みの日でも建築から離れたがらない霧島店の橋口です。

私事ですが、この度長女が大学進学のため県外へ旅立って行きました。
いつ何をしたか思い出せないほど怒涛の1か月でした。

県外に行くにあたって、沢山の方々に支えていただきました。
感謝しかありません。
本当に人に恵まれて生活できているなと感じました。

少し家の話になりますが、人生経験は日々の業務に大きく影響します。

家は「物」ですが、捉え方によっては様々な見方ができます。

家＝暮らし
家＝投資
家＝子育て
家＝便利
家＝健康
家＝環境
家＝収納
などなど、人によって捉え方は様々です。

人によって違いが出るのは、元々の性格や育った環境や人生経験だと思います。
ちなみに、どんな家で育ったかも人の性格に影響が出ると思っています。

今回の長女の県外への進学も、自分自身の家の考えが少し変わった気がします。

具体的に1例を挙げると、「思ったより思い出の物を捨てない」ということです。

もちろん他にも様々な価値観の変化はありましたが、あくまで1例です。

子供が出ていくことで減っていく荷物の量が、想像より遥かに少なかったです。（個人差あると思います）
荷物の準備をしていると、小さい頃の写真や賞状などが出てきました。
家族で歩んできた時間を思い返し、「そんなに邪魔にならないから捨てないでおこう」と結構な量を残してしまっております😅

また、改めて人生にかかる時間やお金のことも色々と経験することが出来ました。

家づくりは、建築知識や事例だけでは難しく、自分の人生経験が出やすい仕事だと再確認しました。

勉強すればするほど・老若男女全く違う暮らしの価値観を聞くほど・様々な側面から家を考えるほど、「分からないってことが分かる」という感じになります。

合理主義が進む現代では、「答え」や「意味」が求められることが多いです。

人生や家づくりに「答え」や「意味」があるのか、これからも色々経験しながら考えていこうと思いました。

写真は長女の引っ越しが一段落ついて、長崎の出島にある建築物を見学している時の写真です。

長さ・高さ・奥行・厚み、色々測りまくってきました。

ちなみに、いつも測った物の寸法はメモしないので全く覚えておりません。
感覚に刻み込むのみです！
感覚が大事です。「情報」が必要になった時は調べれば大体分かります。
その寸法を見て、どう感じたかが大切です。（メモが面倒くさいのが本音）

ブルースリーが言っていた、「don’t think feel」の精神です。

なにわともあれ、頑張れ長女！働け自分！